「大丈夫」のTOPに合わせた使い分けのPOINT(大丈夫ですか?/よろしいですか?)

「大丈夫ですか」v「よろしいですか」

日本のドラマや、アニメ、J-POPでもよく聞く「大丈夫」は、ふだんの生活からビジネスの場面まで幅広く使われています。みなさんは、どんなときに「大丈夫」を使っていますか。

「カジュアルに使うのは大丈夫だけど、フォーマルな使い方には自信がありません」という人はいませんか?簡単な日本語でもTPOに合わせるとなると難しいときがあります。

それで今回は、大丈夫の3つの意味と、TPOに合ったフォーマルな使い方のポイントを紹介します。

「大丈夫」の意味

「大丈夫」は、その会話によって、いろいろな意味を持っています。とても幅広く使える日本語の表現です。一つ一つみていきましょう。

心配ない、安全だの意味

  • 大丈夫?
    (心配ないか?/ 安全か?)
  • 「明日の天気、大丈夫かな?
    (天気の心配はないか?)
  • 「この牛乳、まだ大丈夫?」
    (この牛乳は安全か?)

断りの意味

  • 「手伝おうか?」「大丈夫。」
    (手伝いは必要ない、自分でできる)
  • 「もう一杯どう?」「もう大丈夫。」
    (これ以上は、いらない)

問題がないの意味

  • 「今日の締め切り、間に合う?」「うん、大丈夫だよ。」
    (問題なく間に合う)
  • 「試験、大丈夫だった?」「たぶん大丈夫だと思う。」
    (合格した、問題ないはず)

「大丈夫」意味の総まとめ

このように、「大丈夫」は状況によって

・「OK」
・「No problem」
・「I’m fine」
・「It’s alright」
・「It’s enough」
・「Sure」
・「Don’t worry」

など、様々な英語表現に訳し分けられるほど、幅広いニュアンスを含んでいます。

「大丈夫」のフォーマルスタイル

「心配ない、安全だ」の formal style

  • 「大丈夫?」
    →「大丈夫ですか?
  • 「明日の天気、大丈夫かな?」
    →「明日の天気、大丈夫でしょうか?
    ※「天気、大丈夫?」疑う気持ちがある場合は「でしょうか(⤵)。」を使います。
    ※「でしょうか。」のイントネーションは(⤵)下がります。
  • 「この牛乳、まだ大丈夫?」
    →「この牛乳、まだ大丈夫ですか?

「~です(か)」「~でした(か)」のように「です」の形のすれば、TPOに合格です!

「断り」の formal style

断る表現に「結構です」「いいです」がありますが、「大丈夫です」を使う人が多いです。「いりません/ 不要です」とはっきり断らずに「大丈夫です」と遠回しに断る表現です。

断った後に「ありがとうございます」や、断った理由を簡単そえると好感度がUPします。

例えば、

  • 「手伝おうか?」「大丈夫。」
    →「手伝いましょうか?」
      「大丈夫です。ありがとうございます。」
  • 「もう一杯どう?」「もう大丈夫。」
    →「もう一杯いかがですか。」
      「もう大丈夫です。あまり飲めないんです / ありがとうございます。
  • 「持とうか?」「大丈夫。」
    →「持ちましょうか」
      「大丈夫です。ありがとうございます。」

「問題がない」の formal style

「大丈夫」は、「問題がない」の意味で相手に尋ねたり返答したりします。それで、「大丈夫」の代わりに「問題ない」を使った言い方をすることが多いです。

「大丈夫」は、意味がいくつかあるので便利に使える反面、意味がはっきりしない言葉でもあります。

職場編

ビジネスでは、意味が明確に伝わる「問題ない」を使うことができます。

例えば…、

  • 「資料は、100部で大丈夫ですか?」
    →「資料は、100部で問題ありませんか?
  • 「次回の会議は、10時からで大丈夫ですか?」
    →「次回の会議は、10時からで問題ありませんか?
  • 「来月から担当が代わりますが大丈夫ですか?」
    →「来月から担当が代わりますが、問題ありませんか?

答えるときは、「はい、問題ありません(ございません)。」と使うことができます。

接客編

接客をするときに「大丈夫ですか?」を使う人もいます。「問題はありませんか」と確認したり、相手に「~でいいですか?」と聞く意味で使います。

  • 「コーヒーは、食後で大丈夫ですか?」
  • 「お席は、カウンター席で大丈夫ですか?」
  • 「ご会計は、ご一緒で大丈夫ですか?」
  • 「お料理をお運びしても、大丈夫ですか?」

この場合、「大丈夫」を「よろしいですか/でしょうか?」にした方が、丁寧さがUPします。最近になって、よく聞くようになりましたが、「よろしいですか/でしょうか?」の方が丁寧度が高い表現です。。

  • 「コーヒーは、食後でよろしいですか/でしょうか?
  • 「お席は、カウンター席でよろしいですか/でしょうか?
  • 「お会計は、ご一緒でよろしいですか/でしょうか?」
  • 「お料理をお運びしてもよろしいですか/でしょうか?

    「いい」<「良い」<「よろしい」<「よろしいですか」<「よろしいでしょうか」と丁寧さが増します。「大丈夫ですか」と「よろしいですか/でしょうか」では、丁寧さに大きな差があります。

まとめ

今日は、大丈夫の3つの意味と、TPOに合ったフォーマルな使い方のポイントを紹介しました。なんの気なしに使っている「大丈夫」ですが、フォーマルな使い方には気を使いますね。

「日本語を使う」から「PTOに合った日本語を使う」にレベルUPしていきましょう~~。みなさんのSkillupを応援しています!(^^)!

💖💖おススメ、人気記事はこちらから閲覧いただけます💖💖
n5~n1「けど」の使い方をマスターしよう!|よくある誤用を解説!


【重要】『と申します』の使い方|まちがえやすいポイントをチェック!(資料付き)







コメント

タイトルとURLをコピーしました