🌸この記事は、【n5n4】「(だ)から」正しく使えていますか?┃日本語の基礎づくりは、丁寧に!の続編です。
今回は、日本語上級学習者も間違いやすい日本語の紹介をします。「(だ)から」のフォーマルスタイル「(な)ので」です。
「(な)ので」は、会話でよく使う日本語です。どんなときに使う日本語なのかを、よく理解して使えています。
ただ、「(な)ので」の「な」の使い方を間違っている学習者をよく見ます。
よく使う日本語なので、「(な)ので」の使い方と、接続方法をいっしょに復習しましょう!
「(な)ので」使い方
だれに使う?どこで使う?
「(な)ので」は、家族や友達以外の人に使えます。目上の人や、先生、お客様などに幅広く使うことができます。郵便局や、銀行、市役所などの公的な場所でも使えます。「(な)ので」は、書き言葉にも使います。
✅目上の人や、先生、お客様などに幅広く使える
✅郵便局や、銀行、市役所などの公的な場所で使える
✅書き言葉にも使える
いつ使う?
✅「(な)ので」は、「理由や原因」を言うときに使います。
「危ないので、入ってはいけません」は、「危ない」が理由です。
例文)
- お刺し身が新鮮じゃなかったので、たくさん食べませんでした。
「たくさん食べませんでした」の理由が、「新鮮じゃなかった」です。 - 便利だったので、また買いました。
「また買いました」の理由が、「便利だった」です。
- 日本のラーメンは、高いので、よく食べません。
「よく食べません」の理由が、「高い」です。 - 日本のラーメンは、おいしいので、よく食べます。
「よく食べます」の理由が、「おいしい」です。
🔗「(な)ので」の正しい接続(せつぞく)🔗
📌「(な)ので」は、 普通形(ふつうけい)に接続します。
名詞・ナ形容詞(けいようし)「(な)ので」
✅ 普通形(ふつうけい)+「(な)ので」

| 現在形 (げんざいけい) | 現在否定形 (げんざいひていけい) | 過去形 (かこけい) | 過去否定 (かこひていけい) | |
| ナ形容詞 | 危険なので | 危険じゃないので | 危険だったので | 危険じゃなかったので |
| 〃 | 便利なので | 便利じゃないので | 便利だったので | 便利じゃなかったので |
| 〃 | 暇なので | 暇じゃないので | 暇だったので | 暇じゃなかったので |
| 名詞 | 学生なので | 学生じゃないので | 学生だったので | 学生じゃなかったので |
| 〃 | 雨なので | 雨じゃないので | 雨だったので | 雨じゃなかったので |
辞書形は、「なので」を使います!
- 東京は交通が便利なので、旅行しやすいです。
- このガイドブックは、日本語なので、読めません。
- 今日は雨なので、買い物にいきません。
- 昨日は雨だったので、買い物に行きませんでした。
「ゆうめい」「きれい」「きらい」「とくい」は、「ナ形容詞」です。
・有名:有名なので、~
・きれい:きれいなので、~
・嫌い:嫌いなので、~
・得意:得意なので、~
イ形容詞(けいようし)「ので」
✅イ形容詞 「普通形(ふつうけい)+ので」」

| 現在形 (げんざいけい) | 現在否定形 (げんざいひていけい) | 過去形 (かこけい) | 過去否定形 (かこひていけい) |
| あぶないので | あぶなくないので | あぶなかったので | あぶなくなかったので |
| おいしいので | おいしくないので | おいしかったので | おいしくなかったので |
| やさしいので | やさしくないので | やさしかったので | やさしくなかったので |
| いいので | よくないので | よかったので | よくなかったので |
- ドン・キホーテは、物がやすいので、よく行きます
- ドン・キホーテは、物が多いので、よく行きます。
- ドン・キホーテは、近いので、よく行きます。
👩🏻🏫「い形容詞」には、「な」は使いません!
・「難しいなので」✖
・「おいしいなので」✖
・「やさしいなので」✖
・「忙しいなので」✖
・「いいなので」✖

「危険」「危ない」+「(な)ので」の使い分け


「危険」と「危ない」は、同じ意味の日本語ですが、「危険」はナ形容詞で、「危ない」はイ形容詞です。なので、「なので」「ので」を使い分けないといけません。
- 危険なので
- 危ないので
この他にも、「必要(ひつよう)」と「要(い)る」などがあります。「必要」は「必要なので」になります。「要る」は「要るので」になります。
- 必要なので
- 要るので
同じ意味の言葉でも品詞にとって接続方法が違うので、間違いやすいです。文法が難しいというよりは、接続方法を正しく定着させることの方が難しいようです。
動詞(どうし)「ので」
✅動詞 普通形(ふつうけい)+「(な)ので」
| 現在形 (げんざいけい) | 現在否定形 (げんざいひていけい) | 過去形 (かこけい) | 過去否定形 (かこひていけい) | |
| 1グループ | 行くので | 行かないので | 行ったので | 行かなかったので |
| 〃 | 読むので | 読まないので | 読んだので | 読まなかったので |
| 2グループ | 見るので | 見ないので | 見たので | 見なかったので |
| 3グループ | するので | しないので | したので | しなかったので |
| 〃 | 来るので | 来ないので | 来たので | 来なかったので |
- 今、行くので、待っていてください。
- 子供が本を読まないので、困っています。
- ニュースを見なかったので、知りませんでした。
- 国から母が来るので、シフトを代わってもらえますか。
男性言葉「(な)んで」
✅「(な)んで」は、男性が多く使う表現です。「(な)ので」と同じ意味です。失礼にならないカジュアルさを含んだ表現で、実際に多く使われています。
「(な)んで」を誰から誰まで使えると限定できませんが、お客さまや、ビジネスなどの改まった場所などでは、「(な)ので」または、「ですので/ますので」を使います。
- 今週は忙しいので、来週行きます。
→ 今週は忙しいんで、来週行きます。 - 今から行くので、ちょっと待っててください。
→ 今から行くんで、ちょっと待っててください。
「ですので/ますので」
✅「(な)ので」をもっと丁寧にした言い方に「ですので/ますので」があります。接客や案内の仕事をするときによく使います。
- お部屋の準備ができましたので、ご案内いたします。
- 確認しますので、少々お待ちください。
- ただ今セール期間中ですので、お安くなっております。
まとめ
今回は、「(だ)から」のフォーマルスタイル「(な)ので」を紹介しました。ポイントは、下の4つっです。
- ナ形容詞の辞書形は、「なので」にする。
- イ形容詞には、「な」がつかない。
- 動詞にも、「な」がつかない。
- 同じ意味のことばでも品詞によって接続方法が違う。
文型に接続する部分が、けっこう複雑です。ゆっくり、丁寧に学習することをお勧めします!(^^)!
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