日本語で、よく使う「お」の使い方に迷ったことはありませんか。「お」は、会話はもちろん、メッセージやメールなどの書き言葉でも使います。
「お」は、いろいろな場面で使われますが、「お」がつく言葉もあれば、つかない言葉もあります。
日本食の「そば」を「おそば」といいますが、「ラーメン」は「おラーメン」といいません。どんな言葉に「お」をつけるのか、いつ「お」を使うのかが、本当に難しいと思います。
「お」をつける、つけないは、日本古来の言葉である『和語』なのか、中国から伝わった『漢語』なのか、そして海外から来た『外来語』なのかが大きく関係しています。
「お」は、敬語の基礎になるのでしっかり勉強したいですね。
今回は「お」がつく言葉とつかない言葉、「お」の使い方に絞って、わかりやすくご紹介します。日本語のスキルUP、ブレシュUPにお役立てください~。
「お」がつく言葉
「お」がつく言葉は、たくさんあります。「お金」「お財布」「お砂糖」「お店」「お気持ち」「お忙しい」「お暇」などなど…限りなくたくさんあります。みなさんも、よく使っていると思います。
品詞(ひんし)別「お」がつく言葉紹介
| 品詞 | 「お」がつく言葉 |
|---|---|
| 名詞 | お名前/お国/お酒/お塩/お醤油/お味噌/お手紙など |
| イ形容詞 | お早い/お忙しい/お若い/お優しい/お美しい/お安いなど |
| ナ形容詞 | お元気/お好き/お嫌い/お得意/お上手/お暇/お綺麗など |
| 名詞化した動詞 | お知り合い/お支払い/お問い合わせ/お喜びなど |
和語・漢語別「お」がつく言葉紹介
| 漢字別 | 「お」がつく言葉 |
|---|---|
| 和語(訓読み) | お名前/お国/お酒/お塩/お早い/お忙しい/お好き/お知り合いなど |
| 漢語(音読み) | お財布/お醤油/お味噌/お豆腐/お電話/お食事/お弁当/お寿司など |
日本古来の言葉『和語』には「お」をつけて、中国から伝わった『漢語』には「ご」をつけつのが基本ですが、漢語にも「お」がつく例外があります。
「お」をつけない言葉
「お」がつかない言葉も、たくさんあります。「電気」「地下鉄」「鉛筆」「本」「けしゴム」「コーヒー」「バナナ」「楽しい」「便利」「有名」など、限りなくたくさんあります。
「電話」には「お」がついて「お電話」といいますが、「電気」は「お電気」といいません。同じ「電」から始まる言葉ですが、電気には、「お」がつきません。ちなみに、「ご」もつきません。
この他にも、「お鉛筆」や「おコーヒー」「お楽しい」「お便利」とはいいません。
どんな言葉に「お」がつく?
「お」は和語(わご)につきます。和語は昔からあった「日本語の言葉」のことです。和語のなかでも、以下3つの条件に当てはまるものに「お」がつきます。
1. 生活の中で、よく使う言葉
和語の中でも、生活の中でよく使う言葉は「お」がつくことが多いです。
例えば、「米」や「つけもの」といった言葉です。毎日食べるものですから、よく使う言葉です。それで、「お米」「おつけもの」になります。昔から生活でよく使う言葉に「お」がつきます。
この他にも、お箸、お皿、お水、お湯、お茶、お布団、おなべ、お砂糖などが、あります。


2.「お」と、よくなじむ言葉
「お」となじむ言葉につきます。「米」「つけもの」「塩」などは、「お」となじむ言葉だといえます。生活の中でよく使う言葉でも、「お」と合わない、なじまない言葉には「お」がつきますん。
なじまない基準は私もわかりませんが、色やインテリア、ファッションでも、なじまないものがありますよね。


3. 漢語につく「お」の言葉
「お」は、漢語につくときがあります。漢語は、中国から入ってきた言葉です。音読みをする言葉が漢語です。漢語には、基本的に「ご」がつきますが、昔からある和語に中国の漢字を当てた言葉には、「お」がつくものがあります。

例えば、醤油、味噌、豆腐、寿司、弁当などは、漢語ですが「お」がついて、「お醤油」「お味噌」「お豆腐」「お寿司」「お弁当」になります。
「お」がつく言葉まとめ
| 1. 生活の中で、よく使う言葉 | お箸、お皿、お水、お湯、お茶、お布団、おなべ、お砂糖… |
| 2.「お」と、よくなじむ言葉 | お箸、お皿、お水、お湯、お茶、お布団、おなべ、お砂糖… |
| 3. 漢語につく「お」の言葉 | お醤油、お味噌、お豆腐、お寿司、お弁当、返事、お電話… |
どんな言葉に「お」がつかない?
どんなときに「お」がつかないかを3つ紹介します。
1.「お」となじまない和語
「お」となじまない和語❌には、つきません。たえば、窓(まど)や棚(たな)などです。「おまど」「おたな」にはなりませんね。


2. 漢語
漢語は、「中国から入ってきた言葉」のことです。「お」は、この漢語には、つきません。
例外もありますが、基本的に漢語に「お」はつきません。
漢語には、基本的に「ご」をつけます。例えば、「ご連絡」「ご案内」「ご説明」「ご宿泊」などがあります。みなさんも、聞いたことがあると思います。
カタカナ(外来語)
外来語は、日本語以外の言語で、カタカナで書く言葉です。「お」は、外来語につきません。
「おコーヒー」や「おサイン」「おカフェ」とはいいません。
丁寧に言おうとして、お客様に「こちらに、おサインをお願いします❌」と言った人や、「今からおファイルをお送りします❌」と言った人もいましたが、これはNGです!(^^)!
例外に「トイレ」があります。「おトイレ🙆🏻」は、使っても大丈夫です。!(^^)!

クイズにチャレンジ!
📝次の( )の中に「お」がつきますか?つきませんか?〇✕で答えてください。
- ( )水をください。
- ゆっくり( )運転してください。
- こちらに( )名前をかいてください。
- 私は毎朝( )玉子を食べます。
- すてきな( )ネクタイですね。
こたえ:1. 〇 2. × 3. 〇 4. × 5. ×
→ 「水」「名前」は和語なので「お」です。
「運転」「玉子」は漢語なので「お」はつきません。ちなみに「ご」もつきません。
「ネクタイ」はカタカナ(外来語)なので、「お」がつきません。
「お」の意味
「お」をつける理由は、3つあります。
1. 尊敬語(そんけいご)にするため
例) 日本のお寿司は、お好きですか。(お寿司:美化語/お好き:尊敬語)
例) お忙しいところ、すみません。(お忙しい:尊敬語)
2. 謙譲語(けんじょうご)にするため
例)明日、お電話いたします。(お電話:謙譲語)
3. 美化語(びかご)にするため
例)新しいお財布がほしい。(お財布:美化語)
尊敬語は、お客様や目上の人に関することに使います。謙譲語は、自分に関することに使います。美化語は言葉をきれいにします。
「お」をつけることで、失礼のない丁寧な敬語になります。それで、いろんな場面で「お」を使います。
まとめ
今日は日本語の「お」がつく言葉、つかない言葉の紹介をしました。日本語学習者が勉強していて「お」の有無に疑問を持ちそうだったので、記事にしました。
「お」は、日本語をたくさん聞いていると、少しずつ自然とみについていきます。「覚えなくちゃ」と思う必要はありません。今日の話しで皆さんの「お」の疑問が解ければそれでいいです!
みなさんの日本語のSkillupにつなげてください!(^^)!
🌸つぎのSkillupは、こちらです。⇊
「お」シリーズ ②尊敬語編┃
🌸こちらも、オススメです!
「『ご』はどんな言葉につく?和語・漢語の違いを深掘り解説」


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